公開日:2019/9/10
更新日:2019/9/10
キーワード:python 練習
文字数:4200(読み終わるまでおよそ7分)
この記事でわかること
- pythonの練習に適した方法
- pythonの練習にぴったりなサイト
- 効率のよい練習を行うコツ
はじめに
python(パイソン)は、RubyやPHPと同じプログラミング言語のひとつ。
コードがシンプルで読み書きが簡単なことから注目を集めているだけでなく、多数のライブラリを投入できるメリットから、データ解析に最適な言語とされています。
この記事では、pythonの練習に最適なウェブサイトや、練習前に心得ておきたいことをご紹介します。
1.pythonを練習したいなら!ステップアップ確実なウェブサイト
pythonの需要の高まりから、さまざまな練習用のウェブサイトが登場しています。
この章では、スキルアップに最適なサイトを、
- 会員登録タイプ
- インストールタイプ
の2種類にわけてご紹介します。
①会員登録タイプ
サイトに会員登録して授業を受けるタイプです。
pythonをインストール必要がないため環境構築が必要なく、インターネットが繋がれば練習できる手軽さが特徴です。
Progate
株式会社Progateが運営しているプログラミング学習サイトです。「PythonⅠ」~「PythonⅤ」の5つの学習コースが用意されています。スライドを見て学習し、その都度出される演習問題でコードを書いてトレーニングします。
特徴 | 講義で教わったことを忘れた場合も、スライドですぐに確認できる。 エラーが起きたときは修正ポイントなどを教えてくれるので、初めてでもつまづきにくい。 無料でも学習コース「Python I」が学べて十分に基礎が身につく。 |
始め方 | 無料会員登録が必要。 ユーザー名、メールアドレス、パスワードを設定する (※GoogleアカウントやフェイスブックアカウントでもOK) |
料金 | 月額980円 有料会員登録はこちらから。 |
Paizaラーニング
ギノ株式会社が提供している、プログラミング入門学習コンテンツです。1回3分の動画とテキストで講義を受け、見終わったら練習問題を解いていきます。膨大なスキルチェックのデータと各社の求人票を元にしたカリキュラムで、就職に直結するスキルが磨けるのがポイントです。
Pythonを使って進めるコースは3種類あります。
- Python3入門編(完全無料)
- Python×AI・機械学習入門編(一部無料)
- Webアプリ開発入門 Flask編(一部無料)
初心者はPython3入門編にしましょう。
特徴 | 動画が短いので、スキマ時間で進められる。 入力過程を映像で確認でき、複雑なコードも理解しやすい。 困ったときにエンジニアからアドバイスをもらえる。 |
始め方 | メールアドレスやパスワードを設定し、メールが届いたら指定のURLをクリックして本登録。機械学習やWebアプリなどを学びたい場合は、有料会員プランに登録が必要。 |
料金 | 1ヶ月プラン…月額980円 6ヶ月プラン…月額680円 12ヶ月プラン…月額600円 有料会員登録はこちらから。 |
②インストールタイプ
pythonを自身のパソコンにインストールした上で、ウェブサイトに掲載されている問題を解くタイプです。
以下に紹介するサイトは、pythonのさまざまなコードがレベルに合わせて分別されています。pythonに、基礎編から順番に入力していけばステップ・バイ・ステップでスキルを磨けます。
③海外の練習問題サイト
海外のウェブサイトでもpythonの練習問題を用意しているところが多いので、利用するのもひとつです。言語能力に自信がない場合は、無料の翻訳サービスを使いながら進めましょう。
2.pythonの練習をする前に……抑えておきたいポイント3つ
この章では、pythonの練習前に気を付けておきたいポイントを3つご紹介します。練習を実際に行う前に、一度目を通してみてください。
①pythonでなくとも解決できないか再検討する
pythonは、機械学習やデータ分析のほか、自動化技術を活かしたウェブアプリの制作などもできる言語です。反面、プログラミング言語の中でも覚えることが多くあり、マスターするには時間がかかります。
加えてデータ量が少ない場合やデータのグラフ化を簡単に済ませたい場合だと、エクセルで十分なこともしばしば……。
練習する前には、現場がどの程度のデータ解析を求めていて、本当にpythonが必要か確認しておきましょう。
②バージョンを把握する
pythonのバージョンは、現在「python2」と「python3」の2種類があります。
- 「python2」と「python3」は一部互換性がない
- 「python2」から「python3」にプログラムを移行しづらい
- 「python2」でしか使えないライブラリが多い
などの理由から「python2」を現在も使うところもあるため、現場のバージョンがどちらか調べておきましょう。
わからない場合は「python3」の勉強を始めてください。メジャーなライブラリがすでに対応している、より初心者向けに改良されているのと、「python2」は2020年にサポートが終了するためです。
③プログラミング教室を検討する
個人練習はモチベーションに左右されやすく、挫折しやすいのがデメリットです。また自主練習で磨いたスキルだと、現場で通用するかどうかわからない……と不安が拭いきれない面もあります。
スキルアップに自信が持てないなら、プロが直々に教えてくれる教室を検討するのが懸命でしょう。以下のことをおさえた上で、自分に適した教室を探してみてください。
事前にある程度勉強しておく
プログラミング教室では、入学者のレベルに合わせてさまざまなコースが用意されています。初心者向けの丁寧なレクチャーを受けるのもいいですが、ある程度勉強しておいたほうが理解度が高まります。
また教室の料金は、受講期間に比例して高くなるのが一般的です。そのため理解が早ければ短期間で習得でき、費用を抑えることができます。
どのくらい自主勉強するのが正解なのかは一概に言えませんが、例えば上記で紹介したウェブサイトを利用し、わからなくなるところまでは事前に学ぶのも、ひとつの目安にはいいでしょう。
体験入学をする
プログラミング教室のウェブサイトでは、何を学べるのかが紹介されています。
しかし、教室の雰囲気や講師との相性はわかりません。一ヶ月以上利用することを考えれば、いい加減にしてはいけないポイントです。
またサイトを見る限り機械学習を学べると思っていたが、実際はpythonの基礎学習だったという齟齬が生じる可能性もあります。体験入学をした際に、機会があれば自分の目標が達成できるか確認するといいでしょう。
3.まとめ
オンライン学習サイト
【メリット】Pythonインストール不要で個別学習
【デメリット】費用がかかる
Progate | 月額980円 有料会員登録はこちらから。 |
Paizaラーニング | 1ヶ月プラン…月額980円 6ヶ月プラン…月額680円 12ヶ月プラン…月額600円 有料会員登録はこちらから。 |
練習課題サイト
【メリット】基本的に無料
【デメリット】Pythonインストールが必要。また間違えた箇所の指摘といった細かいサービスはないため、追加の自己学習が必須
練習課題サイト(国外)
【メリット】基本的に無料
【デメリット】自己学習に加え、ある程度の語学力も必要になる
おわりに
pythonの練習は、pythonに慣れ、使いこなせるレベルに達するために行うものです。しかし、身に着けたスキルをビジネスの現場で活用するためには、さらにさまざまな経験を積んでいく必要があります。
下記の記事もチェックして、pythonだけでなく、データ解析全般に必要なノウハウについても確認しておきましょう。
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